Coucou❣ 今日は何食べよう? ポッチャリーヌです。
パリ12区、バスティーユ広場からナシオン広場方面へ歩いて10分弱、
沢山のお店が立ち並ぶ大通りから閑静な小道を入ったところにある
日本人シェフがいるレストランBistro S(ビストロエス)。
クリーム色の石壁にかかげられたいぶし銀の看板がおしゃれです。
バーカウンターが印象的な店内はとってもスタイリッシュでおしゃれな空間。
木目調のテーブルにアンティーク調な椅子がよく馴染んで落ち着くインテリアでした。
平日のランチにお伺いしましたが地元の方が多いような印象。
おひとり様でふらりと立ち寄った(ような雰囲気)の方もいらっしゃいました。
ランチは前菜&メインの2コースでそれぞれ2つの選択肢がありました。
22€というお安い価格のメニューでお料理をチョイスできるのは嬉しい。
お料理を担う日本人シェフは大家 慎平シェフ。
前菜:イベリコハムとメロンのガスパチョ(Gazpacho de Melon vert et Jambon Iberique)
前菜:ツブ貝のタルタルソース(Bulots sauce tartare)
日本語メニューはないので、この日本語は私の理解した料理名です。。。
前菜は「イベリコ豚とメロンのガスパチョ」と「ツブ貝のタルタルソース」の2種。
メロンのガスパチョなんてもちろん初めて。
一言で言うと、フランス料理の定番の前菜である「生ハムメロンの進化系」
冷たいメロンのスープはほんのりと甘く、
イベリコ豚の塩気と食感が良いアクセントになっていて夏にぴったりの前菜でした。
もう一つの前菜は貝のタルタルソース。
ツブ貝のコリコリ食感とタルタルソースのやさしさ、
たっぷりお野菜の苦みが合わさってとてもマッチしていました。
メイン:鶏肉のローストと黄野菜(Suprême de Poulet Roti et Legumes Jaunes)
メイン:鯖とアーティチョークの、、水泳??(Maquereau et nage d’artichaud, fenouil …)
メインは鶏と魚をそれぞれチョイス。
プラス10€で200gものサーロインステーキを選ぶこともできました。
こちらの鶏肉の焼き具合が今まで食べた中でもトップクラスでした。
中はしっとりジューシーなのはもちろんのこと、
皮の部分の焦がし具合が絶妙でとっても美味しかったです。
そしてもう一つのメインの魚料理。
魚は和食が一番美味しい、生魚のお鮨に叶う魚料理はない、と思っていて、
フレンチやイタリアンで魚料理を食べたあと
「やっぱり肉にすればよかった」と思うことが多々。
ですが!
今まで食べたフレンチの魚料理の中で一番美味しかったです。
お魚は鯖でしたが、またこちらの焼き加減も絶妙でした、、、。
フランス料理で「nage」=「ナージュ仕立て」というものが存在するんですね。
パリっとした香ばしい皮にエビの風味が香るブイヨンスープ。
どこか和を感じるお味だったから私の好みだったのかもしれませんが、
とにかくとっても美味しくて、お腹にもやさしいお料理でした。
こちらのビストロSは「シェフのおまかせコース(DÉGUSTATION)」でも、
夜の3コースでも価格がとってもお安いのでいろいろ試してみたいレストランです。
しいてあげるのであれば、、、、
「22€」というランチメニューの価格帯に対して、
グラスワインが8€のみ、というのが少し高く感じました。
ランチが30€台であれば8€でもしっくりくるのですが、
この価格であればできれば6€、、せめて7€、、、、
★子連れメモ★
ランチはセットメニューのみですが量も程よいので
しっかり食べられる子であれば大丈夫そうです。
夜はアラカルトがあるので、子どもはメイン&デザート、
親がワインでしっかりお金を落とせば大丈夫かも。
※完全にポッチャリーナの主観です
※もちろん静かに座っていられること、が前提で、、、