Coucou❣ 今日は何食べよう? ポッチャリーヌです。
フランスの牡蠣の一大名産地と言えばブルターニュ地方のCancal(カンカル).
パリからTGVで約3時間、ブルターニュ地方の港町Saint-Malo(サンマロ)から、
市バスに乗って30分ほどでカンカルの町の中心の終点に、
そこから5分くらい坂を下ると牡蠣の養殖場に出ます。
歴代の王様やナポレオンも舌鼓を打ったと言われる牡蠣ですが、
カンカルの牡蠣と日本はふか~い関係があるそうです。
1970年前後、ブルターニュの牡蠣が疫病でほぼ全滅してしまった時、
日本の宮城・三陸の牡蠣の養殖業者さんたちが牡蠣の稚貝を送りこれが定着。
いまではほとんどが三陸牡蠣の子孫だそうです。
そしてこの話には続きがあって、
2011年3月11日、東日本大震災が起こり宮城・三陸の牡蠣養殖場は大被害を受けました。
フランスの牡蠣業者たちは「France-Okaeshi」プロジェクトとして、
カキの養殖に必要な資材などを送ったそうです。
海沿いの駐車場のそばに牡蠣の養殖場がありますが、
養殖場の前にMarche-aux-huitres(牡蠣市場)があります。
牡蠣小屋がいくつかならんでいて気になったところで注文します。
といっても全く分からなかったので手前の赤いお皿のお店にしました。
お店ごとにお皿の色が違います。
1種類1ダース(12個入り)のものがいくつかありましたが、
オススメという1種類半ダースが2種類(計12個)入ったお皿をオーダー。
その場で牡蠣をあけてレモンを添えてくれます。
手前の細長いのが目の前の養殖場で採れた牡蠣。日本の子孫でしょうか。
奥の平たい牡蠣が「belon」という沖に沈んでいる貴重な牡蠣。
1つ多いのは開けたときに1個小さいから、とおまけしてもらいました。
牡蠣小屋のとなりの灯台の下に売店が出ているのでそこでワインを買います。
ワインと牡蠣をもって石段に腰かけて海を見ながら牡蠣を頂きます。
牡蠣の殻は海に戻すので食べ終わったらポンポン投げます。
カモメが貝柱食べるのにちょろちょろしているので当りそう。
レモンは投げてはいけません。
お皿とフォークと一緒にお店に戻します。
しょっちゅう曇っているというブルターニュですが、
晴れると海の向こうにモンサンミッシェルが見えます。
一言でいって、最高でした。
モンサンミッシェルは中に入るよりこうやって見るのが一番いい。
このシチュエーションでワイン飲んで牡蠣食べて・・・。
このあとランチを予約していたこと、
この時点でトイレが見つからなかったこと、
過去に日本で牡蠣に3回あたって病院のお世話になったこと、
からワイン1杯と牡蠣1皿にしちゃいましたが、、、、大後悔。
トイレはレストラン街の前を通って150mくらい行ったところにありました。
次に行くときはスナックみたいなツマミを持って行って、
ワイン1本頼んで牡蠣を食べまくろう。
なんでもフランスの牡蠣はあたりにくい、とか、、、???
ちなみに味ですが、日本のミルキーで大きいブリブリの牡蠣と比べて、
どちらもシャープで海水の塩味とレモンとワインがぴったり。
平たくて丸いbelonという牡蠣のほうが好みでした。
★子連れメモ★
近くの売店ではスナックやお菓子、ジュースも売っています。
牡蠣が苦手でも牡蠣の殻を投げる、という子供向けのお仕事が。
5分ほど歩けば公衆トイレもあるので安心。